いよいよ始まった『VIVANT』
すでに1話から映画を見ているようなスケールの大きさに圧倒されました。
1話考察 丸菱商事の裏切り者は誰だ・・?
現在わかっているストーリーは、堺雅人さん演じる、乃木憂助が勤める丸菱商事で進めている、バルカ共和国のエネルギー事業の契約金を取引先に誤送金してしまった事が判明し、そのお金を取り戻す為、バルカ共和国へ飛んだ乃木が事件に巻き込まれてしまう。
その巻き込まれた事件というのが、世界規模のテロ組織が関係していて、という、ざっくりと説明しただけでも、意味がわからないくらいのスケールの話なので、一つづつキチンと整理しながら考えていきたいと思います。
主人公である堺雅人さん演じる、乃木憂助は、日本でも屈指の大企業である丸菱商事に勤めていて、この丸菱商事がどのくらいの大企業か?というと、乃木が誤送金の犯人と思われているという話が出た時に、丸菱商事での生涯年収が6億円であると説明がありました。
これは、新卒で入社して、最初の10年間の平均年収を約1000万円、次の10年間の平均年収が約1500万円、定年までの平均年収が約1800万円、そして最後に、退職金が約3000万円支給されることで、合計で6億円を超えてくる計算です。
日本でもサラリーマンでこの金額を超えてくる企業は、なんと10社もありません。
そんな規模の会社なので、140億もの誤送金が可能なんですね。
この誤送金で、乃木が申請した金額は1一千万ドルでしたが、経理担当に送られた、稟議書と依頼書は一億ドルに書き換えられており、意図的に乃木に罪を着せようとした人物が会社内にいることは、間違いありません。
この誤送金されたお金がテロ組織へと流れており、乃木は横領の疑いだけでなく、世界的にテロ組織と繋がっている人物であると、疑われることになります。
堺雅人さん演じる乃木について、気になる点をまとめていきたいと思います。
多重人格について。
主人公の乃木は、気弱な自分と正反対の性格の自分とで、会話をしています。
多重人格者のようですが、現在は多重人格とは呼ばず、『解離性同一症』と呼ばれていて、一人の人間の中にいくつもの人格が現れてしまう障害で、それを表現していると思われます。
この『解離性同一症』の原因として、よく言われているのが、子ども時代の心的外傷(トラウマ)です。
ドラマ内でも乃木のトラウマになったと思われる出来事がフラッシュバックで流れています。林遣都さんと高梨臨さんが、幼い子どもを連れてペリコプターに助けを求めるシーンです。
まだ、予想でしかありませんが、2人はおそらく乃木の両親で、一緒にいる幼い子どもが乃木本人。
乃木は阿部寛さん演じる野崎に両親は?と聞かれた時に、『幼い頃に亡くなりました』『色々あって』とあえて理由に触れていない事からも、このフラッシュバックのシーンは、今後重要なキーポイントになってくると思われます。
両親を幼い頃に無くした乃木が、何ヶ国語もペラペラと喋り、生涯年収6億円の会社に勤め、高校の時からの親友がCIAという環境に身を置いていることも、そもそも良家に生まれたのだとしても、どういう風に育ったのかなどについて、今後出てくる乃木の出生の秘密がVIVANTの謎を解く大きな鍵になる事は間違いありませんね。
現在VIVANTの舞台となっている、バルカ共和国というのはドラマのための架空の国のようですが、ドラマ内で出てきている位置関係的に、中央アジアに位置している国で、乃木や現地の人が話している言語はモンゴル語のようです。
実際の撮影はモンゴルで行われていて、一話のエンドロールのクレジットにもモンゴル語監修との事で、おそらくモンゴルの方のお名前が3名ほど上がっていました。
堺雅人さん演じる乃木はトリリンガルで、日本語のほかに英語の会話シーンもありましたが、1話目では、日本語よりモンゴル語での会話の方が多かったのではないか?と言うくらい違和感なく現地の言葉を話していました。
自国語以外の言語であれだけの感情を入れて演技をされていること、他の俳優さんも皆さん、なんの違和感もなくモンゴル語を話されていて、こんなにレベルの高い国内ドラマは正直今まで見た事無かったです。
というか、キャストもスケールも見た事ないレベルですよね。
砂漠の映像など、合成を疑うレベルですが、本物のゴビ砂漠の映像ですし、綺麗過ぎて見入ってしまいました。
誰が敵で誰が味方なのか?
今回は、乃木の勤める丸菱商事の社員の中から裏切った敵が誰なのかについてです。
乃木の誤送金に関わった人物は、2話の予告で、『この中に裏切り者がいる』と6名がピックアップされています。
ピックアップされていたのが、
エネルギー事業部部長、宇佐美哲也
専務 長野利彦
財務部 太田梨歩
経理部長 原智彦
エネルギー事業部2課 水上了
ここにGFL社の社長、アリが足されて6名との事でした。
ここに名前が出てきては居ませんが、同期のエネルギー事業部1課長 山本巧
業務監査部 河合幸二の2名も誤送金を知っている人物と言えますね。
まず、今回の誤送金については、単純な間違いでの誤送金ではなくテロ組織への資金提供として考える必要があると思います。
GFL社のアリは、銀行の入金など嘘をついて送金している為、確実に黒なので敵と考えられます。
このアリと手を組んだ人物は誰なのか?を考えていきます。
エネルギー事業部では、おそらくGFL社との取引に関して稟議書を書き、決裁がおりていることからも、書式や詳細内容を知っている宇佐美部長及び水上は、アリと手を組んでいる事も十分に考えられると思います。
丸菱商事のセキュリティはそう簡単に改ざんできるものでは無いと思うので、ある程度の役職で権限がある人物が絡んでいないと改ざんは難しいと考えてたのですが、山本が話していた様に、1割のキックバックでも14億というのであれば、誰が手を染めていてもおかしく無いですよね。
全ての内情を知っていて、乃木の信頼も厚そうな山本が、アリと手を組んでいる可能性を考え、その山本を操っているのが、専務の長野。
エネルギー事業部2課自体が最初からコマとして使われていたのでは無いか?と予想し、経理部は言われたままに仕事をしただけ。
と言うパターンと、実は水上の単独犯で最初から乃木が申請書の送信ボタンを押す様に仕組んでいたと言うパターン。
140億という金額が動いているので組織ぐるみでの犯行という線も考えましたが、金がテロ組織に流れているとするならば、キックバックでお金が返ってきたとしても、専務クラスの人物がわざわざ危険を犯し金を受け取るために動く事は考えにくいのでは無いか?
しかも他の社員にも分配するとなると、告発されるリスクが高まり、得策ではないですよね。
となると、やはり1番怪しいのは、水上ということになります。
水上は乃木の後輩ですが、丸菱商事に入社できている時点で、かなりのエリートだと考えられます。
乃木と一緒にプロジェクトを進めてきたことを考えると、アリと手を組むことも可能ですし、むしろ、アリがいるGFL社に誘導をした可能性も出てきます。
申請も自分のパソコンで申請をするのであれば、送信ボタンを押した際に、改ざんされた書類が経理へ飛ぶ様に設定する事も可能だともいます。
そして、防犯カメラに映る事も想定して、わざと乃木が1人になる様に仕向け、送信ボタンを押させたと考えると、
セキュリティの面で、乃木を嵌めることができたのは水上という事で、丸菱商事の裏切り者は『水上了』であると予想します。
この予想でいくと誤送金に関して社内の敵は水上となりますが、他の社内メンバーが味方なのか?と言われるとそうでは無いと考えられます。
責任を負いたく無い専務や部長といった役職の人物は、味方と言えるほど助けてはくれていませんし、同期の山本も本来なら出世争いで戦う可能性のある乃木が、今回の一大プロジェクトを成功させれば、一気に立場が追いつくことが考えられ、良く思っていない可能性もありますよね。
そう言った意味でいくと、丸菱商事の社内には、味方は居ないと考えて良いと思います。
丸菱商事が日本有数の企業である事を考えると、テロ組織と関わること自体リスクが高すぎて、上層部の人間がわざわざそんな危険を犯すとは思えません。
乃木1人に罪をなすりつけ、うまくいかなければバレる前に高飛びをすれば良いので、立場的な身軽さからも水上で決まりだなーと、1人で納得しているえーみでした。
今回の考察は以上ですが、YouTubeで動画も出しているのでそちらもよろしくお願いします。
第2話考察 VIVANTは別班? テロとの関係は?
阿部寛さんがそういうふうにしか見えなくなってしまって、本筋が頭に入ってこないえーみです。
VIVANT第2話、今回も壮大なスケールに圧倒されました。
乃木、野崎、薫は無事バルカ共和国から脱出できるのでしょうか?ドラムの活躍にも期待です。
今回の動画では、2話でわかった内容から、1話目で起きた事柄の理由や状況を整理しつつ、今後の展開も併せて考えていきたいと思います。
今後の展開予想
日本大使館に逃げ込んだ3人ですが、ここでの裏切り者は、何と檀れいさん演じる、駐バルカ共和国日本大使の西岡英子でした。
日本大使館で警備指示を出していた場面で聞こえた言葉がヒントとなり、VIVANTの言葉の意味がわかりました。
その内容は、言葉の意味とされる”別班”をローマ字で綴り、現地の読み方をすると、ビップァンとなり、ザイールが言っていたのは、この事ではないか?となりました。
日本の別班については、私は都市伝説だと思っていたのですが、自衛隊に「別班」と呼ばれる、組織上は存在しない、非公然の秘密情報組織があると言われています。わりと有名な都市伝説的な話です。
野崎が言っていた、日本でテロが起きない理由に対して別班の説明が、納得がいく物な気がして、あながち嘘では無いのかもしれないと思いますね。
そして呼び名が中途半端とも言える、新たにつけられた様な組織名でなく、別班と言う、普通に使われている言葉であるところにも信憑性を感じます。
ザイールが、乃木を別班と勘違いしたのであれば、道連れにして自爆をする事に関してもおかしくありません。
今まで自分にたどり着いた人物は居ないと話していたことからも、身柄がバレる事への警戒はしていたが、実際に見つかった時には最初から自爆をするつもりだったのだと思います。
おそらくダイヤモンドはすでに他の場所か次の人物に移動しており、ザイールが死んでも、組織にお金が流れた後という事でしょう。
ここにきて、ザイールの起こした自爆テロとも思える爆発の理由が一旦判明した形になりました。
ただ、VIVANTの意味についてはこの別班だけでは無いと思っているので、そういった考察は今後も続けたいと思っています。
3話目からは、日本に帰り乃木を嵌めた人物を探し、140億を取り戻す事になりますが、140億を取り戻すということは、結果謎のテロ組織からお金を奪う事につながるので、むしろここから先の方が危ない展開になると予想されます。
2話でわかった人間関係
アディエルと薫の関係や、ジャミーンの病気の事なども判明し、人物の映像で薫に書かれていた『愛』と言う文字はここに繋がっていたようですね。
結婚予定だった相手と子どもが爆発に巻き込まれて、その爆発で唯一生き残った日本人が、テロの犯人だと考えてもおかしく無いです。
1話目で薫が野崎と乃木に対して協力的ではなく、現地警察に居場所を伝えたりと薫がとった裏切る様な行動にも意味があったのですね。
思い返すと切なすぎます。
結果、仇だと思う相手と一緒に逃げる事になり、逃げている最中に2人が犯人では無い事は分かったと思いますが、どこにぶつけたら良いのか分からない感情にさいなまれていたと思います。
アディエルが亡くなったことを知ったジャミーンは病院を抜け出し、自宅で倒れていて、ジャミーンを治療させてくれと訴えた時、『この子まで失うなんてたえられない、命に変えたって守りたいの、誰にだっているでしょうそう言う人が』という薫の叫びは、心に響きました。
乃木は、ジャミーンに助けられた事もそうですが、この後に新たな回想シーンで両親を殺され、どこかに連れ去られた過去が出てきており、子どもが1人になる事の辛さを思い出し、薫が治療をできる様に一緒に野崎に訴えていた様に感じます。
野崎は、ジャミーンを助ける事に賛同し、その中で最大限自分達が助かるためのプランをいくつも考え準備しながら、最悪の事態の想定もし、行動しています。
公安だから守るという事では無く、人としても真っ直ぐなのでは無いか?とも感じますが、そこまでして乃木を一緒に連れて帰らないといけない理由は、もっと別のところにある様な気がしています。
乃木の身元を調べ、何もなかったと話していますが、そんなはずは無いですよね。
日本の公安が子どもの誘拐事件か人身売買的なものが分からないとは思えません。
アメリカ人でCIAに就職する様な高校からの友人がいる乃木の過去に、本当に何も無かったとは考えにくいですし、嘘をついているとなると、何かを掴んではいるけれども、秘密にしたまま、乃木を連れて帰り安全な場所で本人を調べたいという事も考えられますよね。
そして、ジャミーンについてはもう一つ気になっていることがあります。
1話目の最後に、役所広司さんと二宮和也さんがジャミーンの事を『また1人にさせてしまった、退院後は我々で面倒をみる』と話していました。
薫はジャミーンの身内はアディエルしかいないと思っている様子でした。
おそらくアディエルも親族がいる様な話はしていなかったのだと思います。
そもそも、役所さんや二宮さんとどう言った関係なのか?親族なのかすらもわかっていません。
一体、ジャミーンは何者なのでしょうか?
今後の展開を握るキーパーソンであることは間違いなさそうですね。
3話予告でわかった事
3話予告で、乃木はちゃんと日本に帰れている様子で、丸菱商事での裏切り者も、判明しそうです。
乃木のセリフが、『まさか、あなたが』と、驚いて言葉が出ない様に話していたことを考えると、わたしの前回の考察では、後輩の水上を裏切り者として考察していましたが、自分より立場が下の水上に『あなたが?』という言い回しにはならないと思いますので、やはり、上司である宇佐美や専務といった自分よりも上の立場か、あまり近く無い人物だと思います。
ただ、上司だとしても、宇佐美部長に対してだと、これまで話してきた経緯もあるので、少しキツめに言いそうな気もします。
そこを踏まえると、やはり専務クラスになるのでしょうか?
私の中では、専務役の小日向さんは、予告で悪そうな顔をしていたので一気に最有力候補に踊り出ました。
VIVANTで見ているモンゴルの壮大な風景も、見納めかと思うと、ちょっと寂しい気がしている、えーみでした。
今回の考察は以上ですが、YouTubeで動画も出しているのでそちらもよろしくお願いします。
第2話考察 別班でもテントでもない乃木の正体は?
VIVANTの考察は、考えることがたくさんありすぎて思考整理が追いついていないえーみです。
VIVANTの3話直前の現在、気になっている事を考えて行きたいと思います。
VIVANTの言葉の意味が別班から来ているのではないか?と野崎が気付いた瞬間、公安の新庄がすごい顔で乃木を見ました。そして、野崎が「お前が別班?」と聞いた後、何も言わずに2人で出て行っています。
野崎は、乃木が別班である可能性を疑い新庄と乃木の身元を調べに行ったと思われます。
公安の情報網を駆使し乃木の身元確認など、隅々まで調べたはずです。
そんな乃木が本当に別班なのか?実際、乃木が何者なのかなどについても考えていきたいので、乃木の怪しいと思われる言動についてまとめてみました。
乃木の怪しい言動について
・誤送金に対する回収の執念と会社に対する執着。
・丸菱商事に入社できるほどのエリートなはずなのに、仕事が出来ない様に見られている。
・アリと訪れたバルカ国際銀行前で、データを移したか、盗聴をしていた?
・砂漠で遭難した時も、本来なら知らない様なサバイバル能力を持っている。
・物を10g単位で測ることが出来る事を唯一の特技と言っている。
・多重人格が現れたり、急に人格が変わる瞬間がある。
・幼少期のフラッシュバック映像から過去に幼児誘拐?をされている。
・携帯電話のフォルダに怪しいファイルが入っていた。
というわけで、落ち着いて考えてみるとなかなか黒い人物である事がわかる様になっていました。
基本的に主人公だから正義であるという考え方を脳内から外し、順を追って考察していこうと思います。
気になっている事柄の1つ目の誤送金に対する回収の執念と会社に対する執着について考えて行きたいと思います。
一瞬、当たり前のことを言っているように感じますが、乃木は今回の誤送金問題で、何度も死にかけています。
最初はテロなど関係なく、タクシーにバックを盗まれたことにより、砂漠で遭難してしまったので、不慮の事故と考えてもいいと思います。
そこで一度助かりましたが、砂漠で遭難して助かる事はそうそうあり得ません。
その後、この誤送金は世界を巻き込むテロに関わっている可能性が出てきています。
ザイールにお金がダイヤとして渡り、それを追いかけて、ザイールの元まで行ったことに関しては、1サラリーマンとして、仕事のミスをリカバリーしに行ったと考えてもいいのかとおもいましたが、そもそも、ザイールに到達するためにCIAの友人から情報提供をうけ、さらにはアマン建設や、ザイールがテロリストかもしれないことは事前にわかっていたのにそんなところに乗り込む必要があったのか?と考えてしまいます。
ザイールがおこした爆発の時は、野崎がいなければおそらく助かっていなかったと思いますが、結果的に自分がテロリストかもしれないと思われ、現地の警察に追われることとなりました。
確かに、140億もの損失を出してしまうとなると、実質的に丸菱商事をクビになると思いますが、本当に乃木が故意に140億を送金していないとするならば、会社は損害賠償を請求する事などは、出来ないはずです。
この誤送金問題で行くと、誰かに嵌められることによって罪を着せられることも考えられますが、故意かどうか?と言う事と乃木は自分の口座にお金を送っている訳では無いので、横領というより、背任罪に問われる事になると思います。
背任罪であれば「五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」になります。
知らない土地でテロリストに殺されるより、日本で拘束されるほうがよっぽど安全で、今まで働いていた分の資産はあると思うので、弁護士を立てて会社と闘う事も出来ますし、今後の人生において有効なのではないか?と思います。
しかし、相手がテロリストとわかっている状況なのに、何度も死にかけてまで、それでも野崎と共同戦線をはり、誤送金のお金を取り返し、会社に残りたいと言っている事に違和感を感じます。
もし私が同じ立場であれば、死ぬかもしれないのにわざわざ会社の為に、命をかける事はしないと思います。
確かにクビになるのは怖いですが、死んでしまったら何の意味もないと思います。
皆さんが同じ立場ならどうしますか?自分のミスかもしれないとは言え会社の為に命をかけてまで誤送金を追いますか?
普通のサラリーマンだったとしたら、自分の死よりも会社を選ぶとは考えにくいと思います。
そういった点から私が予想していることは、乃木が何らかの機関の工作員で、日本の丸菱商事に、派遣されており、丸菱商事を追われる=任務を失敗することに繋がり、結果、乃木は存在ごと抹殺される可能性があるのでは無いか?
今回の誤送金を解決しないと会社に残り任務を遂行できず、結局死ぬ事になるため、乃木は危険を顧みず誤送金を取り返す様に動いているのではないでしょうか。
ちなみ諜報員と工作員の違いについて簡単に説明をしておくと、両方とも、スパイという意味で使われていますが、工作員は、潜入した先の情報収集以外にも幅広く工作活動を行う人を表し、一方の諜報員は、潜入先の情報収集に特化する形で諜報活動を行う人のことを言います。
それで行くと、乃木の立場は諜報員というより工作員に近いと思います。
この乃木が工作員であると考えると、そのほかに怪しいと感じていた事柄が急に腑に落ちる様になります。
ここからは、一気に進めていきたいと思います。
・丸菱商事に入社できるほどのエリートなはずなのに、仕事が出来ない様に見られている。
このことに関しては、同期の山本と電話をしていた時に昇進レースではビリッケツ、出世を諦めたと思われていると話をしています。
しかし、これは出来ないフリをすることで、わざと出世コースを外れて、工作員として身動きをとりやすくしているのではないか?
と考えることもできると思います。
この出来ないフリに関しては、もうひとつ気になっていることがあります。
実は誤送金が判明した後にGFL社を訪れ、アリと会話をしている時も、慌てて書類を落としたかの様に見えますが、この時携帯電話のデータを抜く為に何か細工をしたのではないか?と思われるシーンがありました。
その後バルカ国際銀行にアリと共に向かい、銀行の前でも怪しい動作をしています。
GFL社でアリの携帯に細工をし、銀行前で自分の携帯にデータを移して、出てきたアリの手にある携帯を落とさせ、ハッキングの証拠を消したのでは無いか?
このシーンに関しては、怪しいと言うだけで、本当にそうなのか?は、わかりませんし、この段階で本当にデータを抜いていたのであれば、もっと上手く立ち回り、お金の流れやアリが連絡を取った人物なども特定し、お金を取り返すことも可能だったのでは無いか?と思います。
しかしそうならなかったとなると、結局、お金の流れが、アリからは掴めなかったと考えるのが妥当なのかもしれません。
その後、CIAに勤めるサムから情報をもらい、ザイールの元へ向かうのですが、タクシーでカバンを持ち逃げされ砂漠で遭難します。
この遭難した時に生き残るための最後の手段は、普通に生活をしていても気付くレベルの事柄では無いですよね。
実際本当に運良く助かりましたが、死ぬ可能性も十分にあり、ここの段階では実はまだ工作員かどうかについて疑問を感じていました。
工作員がそんな簡単に騙されバックを盗まれ、置き去りにあうというようなことがあるのだろうか?
そう思ったのですが、スマホのGPSは電波がなくても機能している事を知っていて、しかも夜に向けライトをつける事で見つかる確率を上げる。
その可能性を上げる為に、電源はギリギリまで切っていたと言う事を考えると、サバイバルに対しそこまで知識がある事自体もおかしいですし、
組織そのものにGPSを通じて自分の居場所がわかっているので、助けてもらえる可能性も考えていたのでは無いか?と感じました。
そして、ジャミーンとアディエルが見つけ、助かります。
ここでは、秤が壊れていて困っていたジャミーンの、パンを焼く為の小麦粉の量を手だけで測ると言う神技を披露しています。
自分で何か特技を持ちたいと考え、習得する技とは到底思えず、やはり工作員としての訓練を受けたのでは無いか?と思わざるを得ません。この訓練をいつ受けたのか?を考える鍵として多重人格に繋がると考えています。
乃木の背景について
多重人格の出現は幼少期のトラウマによるもので間違いなさそうです。
フラッシュバック映像で、両親が捕まり、母親が撃たれ、子どもがたくさんいる部屋に怪我を放置されたまま投げ込まれています。
明らかに保護をしていると言うよりは、拉致をしていると考えた方が良さそうな場面でした。
それを踏まえここからは、あくまで予想となりますが、私の立てた仮説をお聞きください。
乃木は別班でも、テントでも無い、別の組織の工作員である。
私は、乃木は拉致をされた後、特殊な訓練を受け、工作員として育てられたと考えています。
公安が乃木の身元を調べたが怪しいところが一つも無かったのは、工作員の乃木は、丸菱商事に入社する段階ですでに戸籍自体が偽装されて、別人のものと書き換えられていたからなのでは無いか?
別班でない理由については、別班が自衛隊の組織である事。
過去に報道された別班についての中身は、『ロシア、中国、韓国、東欧などに拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせてきた』
とされており、身分は偽装だが立場が自衛官であり
『全員が陸軍中野学校の後継とされる陸自小平学校の修了者だった』
この陸自小平学校と言うのは、自衛官のみが入れる学校となっていて、もし乃木が別班だとすると、一旦自衛官になり、そこから陸自小平学校へ入って、「心理戦防護過程」を終了させて無いと別班になれず、乃木は丸菱商事に入社していることを考えると、いくら身分が偽装されるといっても、別班になってから丸菱商事に入社すること自体が無理に等しく、同期との出世争いの話が出ていることからも、おそらく大卒で新卒採用として入社していて、周りはエリートの様ですし、別班の線は無いと考えられます。
そして、テントではない理由ですが、乃木が拉致された後に工作員として育てられたと仮定した場合に、幼少期のトラウマとなっているフラッシュバックのシーンで、捉えられた組織が掲げていたマークは、テントのものと違います。
拉致を行った人の衣装などから、おそらくイスラム系のテロ組織のように感じます。
拉致をして、怪我をしている子どもを治療もせず放り込むような、人を人とも思っていないような組織ですので、この後に子どもでも容赦無く組織の一員として育てられる可能性は十分にあると思います。
そしてイスラム系であると感じた内容がもう一つあります。
以前イスラム系の組織に誘拐・拉致された人の証言で、宗教をイスラム教に改宗させられた。と言うニュースが流れていた事があったのですが、日本大使館へ逃げ込む前に立ち寄った、イスラム教徒が多いと言っていた施設で、何故か乃木だけがためらいなく、イスラム教の礼拝を行っていました。
ちょっと知っているだけでそこまで出来るでしょうか?
日本に住んでいても、神社とお寺の参拝方法の違いすら知らない人が沢山いると思います。
実際私も、ん?どうするんだっけ?と思うのに。
ドラマ内でバルカ共和国ですら少数派と言われるイスラム教、ましてや日本で暮らすイスラム教徒は、2020年末で約23万人、このうち日本人や、結婚などで永住資格を持つ人は約4万7千人程度です。日本で増えていると言っても完全に少数派です。
そんなイスラム教の礼拝方法を知っている事自体が乃木の過去に対する答えなのでは無いか?とも思えます。
そして、最後に一つ残された謎が、乃木の携帯に入っていたVIVANのフォルダについてです。
これに関しては正直本当に情報が少なく、フォルダの中に8つファイルが入っている事と、本当にファイル名がVIVANで有れば、ザイールが言った「お前がVIVANか?」
との問いかけに、もう少し反応しても良かったのでは?と、思っています。
携帯電話のTOP画面に入れているフォルダなので誰もが見る可能性があり、隠している様子が無い事からも見られても問題がないファイルなのかもしれませんが、VIVANTの言葉の意味を考えていた時もスルーしているので、実は全く違う読み方をするファイルだったりするのでしょうか?
携帯電話が出てくる場面は今後もあると思うので、割と早くその言葉の意味が分かるのかもしれないなと考えています。
この動画では、乃木と言う人物が工作員なのでは無いか?
そして、この工作員の内容として、所属する組織は別班でも、テントでも無い、イスラム系のテロ組織なのでは無いか?という考察をさせていただきました。
第3話で新しい情報が分かり次第、考察に追加していきたいと思います。
実は、テントの目的とテントが出来た理由に対する考察も構想があるのですが、まだ根拠が少ないので、3話目で私の考えているような内容の話にならないかなーと勝手に物語を作ってしまいそうな、えーみでした。
今回の考察は以上です。
第3話考察 別班?テント? 太田梨歩の正体と黒幕は誰?
薫のアディエルと結婚予定だったという嘘に本気でビビったえーみです。
いや、本当にあれが嘘とか、簡単に騙されすぎて恐らく私じゃバルカ共和国では生きていけないなですね。
薫については、所々現れるブラック薫と聖母みたいなホワイト薫、実はこっちも多重人格なんじゃ?と思いますが、今回の考察は薫のことではなく、乃木を陥れた犯人である太田梨歩と黒幕について、考えていきたいと思います。
無事日本に帰って来れたと言うのに、社内で完全に罪をなすりつけられている乃木は、公安の野崎と共同戦線を張る事で、自分の無実を証明したいと考えています。
野崎もなんとしてもテントに関する情報を引き出したい為、かなり危険な掛けとも思える行動に出ました。
サイバー犯罪対策課の濱田岳さん演じる東条に協力をしてもらい、乃木を嵌めた実行犯を炙り出すことに成功しました。
ここで、考えていきたいことですが、太田梨歩という人物についてです。
太田梨歩について
太田梨歩は、丸菱商事の財務部です。
乃木が申請した送金申請書の金額について、太田本人がシステムに細工をしているので、届いた申請書類が140億であることを疑うどころか、システムが機能しているか確認をして入金していたことになります。
ここで、気になっている事は、彼女はあくまで財務部で、情報システム部では無いこと。
東条は、『自分以外は、絶対に突破されないシステムを作ったつもりだったが、こいつら、いとも簡単に入り込んだ』と話しており、そもそも丸菱商事の社内システムは、この東条が作ったもので、そう簡単に改ざんなどをさせない為に作っていた様です。
大企業ですのでシステムも最善を尽くして構築していると思います。
そんな東条が作ったシステムを、『いとも簡単に』書き換えていて、東条は『やはり神だよ』と話していることからも、この太田梨歩が書き換えていたとするならば、相当な腕のたつハッカーである事は間違いありません。
太田梨歩がハッカーだったとして、そんな神と崇められるほどの腕を持つハッカーが、わざわざ、丸菱商事の財務部で働いている事に違和感を感じます。
今回、乃木の誤送金に関わった人物として犯人候補は、エネルギー事業部の宇佐美部長、後輩の水上了、経理部の原部長、財務部の太田梨歩、そして長野専務の5人でした。
この、誤送金について調べていた、野崎と上司である公安部長の佐野が5人のうち
『こいつなら、別班。それ以外はモニターって事だな?』と話していたときの映像をみると、勝手な予想ですが手の位置から考えて、角度的に真ん中から右寄りを指している様に見えます。
そうなると、長野専務、原部長、太田梨歩の3人が別班候補として上がっているように感じました。
しかし、ここで太田梨歩が神クラスのハッカーだったとしたら、別班の線が消えると思います。
何故なら別班になるためには、一度必ず自衛隊に入る必要があるからです。
ここは、あくまで予想なので確証はありませんし、ものすごく私の主観が入っていますので、大きく違うこともあり得ますが、もし学生時代からパソコンに強く色々なプログラムを学び、専門知識として、ホワイトハッカーの様な仕事ができるほどの腕前の人物だったとします。
自衛官の職種の中には、国家公務員の総合職として、サイバー対策などを行う部署もありますが、いきなりなれるわけではありません。
まずは、自衛官候補生・一般曹候補生の採用試験を受けて、自衛官になり、入隊したときに、自衛官としての最低限の勤務ができるように教育訓練を受けます。
行進や戦闘訓練、体育に武道なども、全員が参加することになる様です。
こう考えるとすぐにでも使える技術があるのに、わざわざ自衛官の道を選ぶ必要性を感じません。
このことを踏まえて考えると、別班の線は消えたと感じているのですが、もう一つ引っかかることがあります。
太田梨歩は、財務部なのです。
それほどの腕前なのであれば、最初から情報システム部に所属していても、いいと思います。
やはりハッキング技術などを隠しているという点で、私の予想では、太田梨歩はテントのモニターであると考えました。
ちなみにVIVANT内ではモニターと言っていますが、世界的にはスリーパーエージェントと呼ばれていて、普段は一般の職務に就いていながら、命令が下れば敵内部から破壊工作・利敵活動・テロリズムを実行できるように対立国や対立組織に潜伏しているスパイの事を言うそうです。エージェントは、別人の身分などを得て、普通の市民として日常生活を行っているそうです。
そんな太田梨歩がテントのモニターであると考えたのですが、問題はこの後4話の予告で、誤送金の容疑者が5人から、4人に変更されていることと、しかもそのシーンに太田梨歩は映っておらず、乃木が野崎に『殺されたっていうんですか?』と聞いています。
しかも、その後のセリフが『待ち合わせに来るのが・・』『モニターもしくは別班だ』と料亭で話しています。
あくまで憶測ですが、セリフの流れからして、指名手配された太田梨歩が、自殺を図ったのではないか?
そして、それは自殺ではなく、情報漏洩を危惧し、殺されてしまったのでは無いかと、考えています。
途中まで、太田梨歩の単独犯の可能性も考えていましたが、予告を見る限りやはり共犯者がいるのではないか?
自分でシステムを書き換えているので、おそらく深夜に会社の入り口を通過した履歴なども改変しているとは思いますが、誰かに頼まれたくらいで、わざわざ夜中に忍び込み、部長のパソコンからシステム書き換えを行う様なリスクの高い行動を行うのだろうか?
いくら腕の立つハッカーでその改変は通常では見つからないとは言え、行動の履歴は防犯カメラに残っている事を考えるとハイリスクすぎますよね。
もし会社の上司に弱みを握られるようなことがあったとして、
「過去をばらされたくなければ協力をしろ」と言ったようなことは、そもそも丸菱商事に入社している事を考えても本人に問題があるとすれば入社そのものが無理なのではないか?と思います。
データ書き換えの為に侵入した日はきっちりと変装していたりと、バレないように徹底している事を考えると、太田梨歩がテントの一員であれば組織のために動いただけと言うことも考えられると思います。
出てくる人物全員怪しい・・
共犯者がいるのか?というところに関してですが、太田梨歩を除く4人を容疑者としてマークしていると話しています。
そして、全員モニターか別班か分からない状況です。
ザイールの時もそうですが、実際に怪しいとは言え本当にテントの関係者であったのか?という事については自爆したので分からずじまいでした。
今回も関係が解明される前に太田梨歩が殺害されたとなると、テントなのか、別班なのかにおいても真実は分かりませんよね。
共犯者の話の続きになりますが、長野が黒幕では無いか?と予想をされている方も多いと思いますが、私は、長野は黒は黒だが、太田梨歩とは別だと考えています。
長野が怪しいと言われている内容で、乃木と料亭で話をしたときに、しきりに質問をしており、ザイールの名前を聞いた時の反応がおかしかったと言われています。見直してみるとご丁寧に効果音までついていました。
怪しく見せるための演出をされていることは確かです。
乃木が帰国してすぐ長野の所に呼ばれた時、業務監査部の河合が乃木に詰め寄っていたシーンでザイールの名前もテロ組織にお金が流れたかもしれない事も全て話をしています。
長野は決めつけるのは良くないと話をしていますが、その会話の前後を見ても顔色が変わっている様子は見られませんでした。
恐らく報告書にもザイールという文字はあったと思いますし、知らないはずは無いと思います。
料亭での長野の態度は知りたかった事に対して前のめりです。
そして、乃木のことを疑っていないと一旦乃木にも伝えて情報を引き出そうとしている様に感じます。
『誤送金の金を取り返すか、真犯人を見つけるか』と、乃木の他に真犯人を疑っている節もあります。
長野もあえて周りに人がいる会社内では無く、乃木と2人きりで話をしたかったのではないか?と感じました。
ザイールについても、しつこく聞いていていますが、140億もの損失となると長野もタダでは済まない事は間違いまりませんし、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。
とはいえ、やはり聞き取り方にも違和感を感じてしまいます。
そこで勝手な考え方ではありますが、一つ仮説を立ててみました。
長野が別班?
別班として活動をする為に、最初から丸菱商事の幹部候補として天下りの様な形で入社をしたのではないか?
新卒から叩き上げで専務クラスに出世をしたのではなく、他社に勤めていて、最初から役職クラスの高待遇で迎え入れられているのではないか?と考えました。
理由としては、年齢的に考えても専務クラスに昇格するような人物が、入社前から別班として活動し、何かを調べる為に何十年も潜入捜査を続けていると考えるよりも、時期などにもよると思いますが、キャリア採用としてある程度の役職を手に入れた状態から動くことで、海外の動向にも目を向けつつ、国内の情報が事細かく入って来るという情報収集的な観点以外にも、社内での不審な動きがあった場合の監視がしやすいからなのでは無いか?と考えたからです。
『コイツなら別班』という公安の言葉の裏には、十分に個人情報を隠すことが出来る立場の人間であると判断されたからなのでは無いかと思います。
長野が別班だった場合は、テントをあぶり出すために太田を使って送金をさせたのでは無く、社内にテント関係者がいるという情報を掴んでいて、あえて泳がせ誤送金などの問題が起こるのをまっていたのでは無いか?と考えています。
この場合、太田がもし死んでいるとするならば、ハッキングによるデータ改ざんがバレたことで、同じ組織の人間に狙われたと考えるのが妥当で、長野が直接手をかけた訳では無いと思います。
このテントと別班はどちらかが活動をしていると言うより、テントの動きを公安と別班が競うように調べ動いていると考えた方が良さそうだと思います。
私が今回予想している結論としては、太田梨歩は、テントのモニターで誤送金をシステムハッキングで引き起こし、実際組織に金を流して、乃木に罪を着せるつもりだった。
犯行がバレたことにより指名手配されてしまったので情報漏洩を防ぐため組織によって殺されるのではないか。
長野専務は別班で、社内にテントの関係者がいるという情報をつかみ、犯人特定をすること以外にも更に情報を得るためにわざと泳がせていた。
恐らく流れとしては、長野が別班とわかったところで、本人が罪を犯しているわけではなく、身分の偽装も特定出来ずにそのまま、丸菱商事の専務として働く事になり捕まえる事は出来ないと予想しています。
そして社内の誤送金問題は、太田梨歩が犯人で乃木の潔白は証明されるが、犯人の太田梨歩が亡くなってしまったことによって返金等は出来ず、うやむやになると予想しています。
今回の考察は個人的な主観が多めとなっているので、それは違うだろ!と突っ込みたくなるところも多くあると思います!その時はぜひ皆さんの考察もコメント欄にて教えて下さいね。
週末までにはもう一本考察したい内容があるのだけど、頭の整理が追いついていないえーみでした。
今回の考察は以上です。
第3話考察 『F』の正体は? 別人格はこうして生まれた!?
最近何度もドラマを見直すのに、ヘッドホンをしたままヨキボで寝てしまって肩こりがひどいえーみです。
今回は乃木の多重人格についてわかってきたことを踏まえ、乃木憂助という人物がどう生きて来て、現在に至るのか?
考えていきたいと思います。
3話で乃木は、もう一つの人格をFと呼んでいました。
Fは乃木のことを憂助と呼んでいます。
このFと言う名前と人格は、どこからきたのかについて仮説を立てながら考察をしていきたいと思います。
Fについての仮説
Fは工作員としての呼び名説
乃木は幼少期にバルカ解放組織と呼ばれる団体に拉致をされていた様でした。
バルカ解放組織については、私では無く、考察をされている他の方がアラビア語を翻訳して読み解いてくれていたものになります。
乃木の幼少期と思われるフラッシュバック映像で、最初は砂漠を両親と共に逃げ、ヘリコプターに助けを求めた様でしたが、置き去りにされていました。
その後、両親と共に拘束され、乃木のみが連れ去られています。
その時、父親は拘束され、母親は連れ去られそうになった乃木を追いかけ、肩を撃たれています。
この時両親が亡くなったかどうかは定かではありませんが、乃木は野崎に両親のことを聞かれた際に、『両親は亡くなりました』と答え、事故か聞かれましたが、『色々あって』と理由を伏せています。
このことから、乃木は両親がこの後どうなったのかについては、本当は知らないのではないか?と感じました。
私が以前考察した『乃木の正体は別班でも、テントでもない、別組織の工作員である』と言うことに繋がってくるのですが、乃木はこのバルカ解放組織から工作員として育てられたのでは無いか?と予想しています。
そして、この工作員として育てられた環境が乃木の別人格を作ったのでは無いかと考えています。
以前の考察でも少しお話ししていますが、多重人格というのは、現在では解離性同一症と呼ばれている神経症です。
この病の主な原因は、子ども時代に適応能力を遥かに超えた激しい苦痛や体験による心的外傷、トラウマと考えられていて、一人の人間の中に自我同一性と言われる全く別の人格が複数存在するようになることを言います。
ここから先は、解離性同一症についても、深く考えていく為、乃木の人格を憂助とFで呼び分けながら考えていきたいと思います。
幼少期にバルカ解放組織の環境に適応出来ずに憂助が心を閉ざしてしまい、Fの人格が生まれたと考えています。
工作員として、普通の子どもとは全く異なる教育を受けていると思います。
その中で、組織から名前では無く"F"と呼ばれ育てられたのでは無いか?と考えました。
憂助にとって苦痛で耐えられなかった工作員としての教育を、全てFが身代わりとなりこなしてきたと思われます。
なのでFと言う人格は身を守る為に、強気で、サバイバル能力が高く、頭の切り替えが早くなっていったのではないかと思います。
そもそもの勉強などに関しては、語学が堪能なことを考えると、憂助も全てを拒否している訳では無かったのだと思います。
憂助が拉致され投げ込まれた施設に、子どもがたくさん写っていました。
憂助と同じ様な環境で育てられた子どもたちが他に居たことは間違いないと考えられます。
奴隷としての人身売買なども考えましたが、これだけの教養と知識を持っている事を考えると、やはり幼い頃から世界各国どの国でも工作員としてやっていける様な教育を受けていると考えて良いのかなと思います。
ただ、3話で憂助の自宅が千代田区にあり、庭付きで縁側がある様な日本家屋に住んでいる事を考えると、家柄がとても良さそうなのです。
日本に戻った憂助は祖父母に育てられた。という様なことがあるのでしょうか?
しかし、以前行っている私の予想では、憂助は身分を偽装していると思われますし、CIAのサムと高校からの友人と野崎に話していた事、そして、サムとの会話は全て英語でした。
サムはルパン三世が好きな様ですので、日本に来日している事も考えられますが、サムが日本語を学ぶ為に日本に語学留学に来たという様な出会い方では無く、あくまで憂助が高校時代をアメリカで過ごしたと考える方が良さそうです。
では、どの段階で乃木憂助になったのか?
という事について考えてみたいと思います。
可能性としては、生まれた時から乃木憂助で、経歴のみを偽装している。
組織での訓練が終わった段階で乃木憂助という人物の戸籍を使い偽装している。
基本的にはこの2つが有力なのかなと考えています。
理由ですが、サムが本当に高校からの友人であれば、『ユウスケ』と呼んでいることからも、高校の時には乃木憂助と言う名前を使っている事になると思います。
もし、高校生まで海外で生活をしていたとすると、今後日本で工作員をする為に、日本人として日本の文化、日本語を染み込ませる為にも大学時代を日本で過ごし、千代田区の家は日本文化を学ぶための受け入れ先であると考え、毎日神社にお参りをする習慣などを身につけたのでは無いか?
と、かなり無理矢理な考察になりましたが、現在わかっている事から乃木憂助と言う人物を考えた時になぜ多重人格になったのか?
そして、Fの正体は何なのか?
そもそも、本当に乃木憂助と言う人物がいるのかどうか?
と言った根本的な部分に焦点を絞り考えてみました。
そして"F"という呼び名についてもう一つ、気になる言葉を見つけました。
Fの意味を予想する
それが『F機関』です。
Fという言葉に関して、Fから始まる単語や、意味も多く絞り切ることはむずかしいので、
気になるものを調べていたときに見つけました。
この言葉は、1908年生まれの藤原岩市と言う日本陸軍の軍人が参加した特務機関の事で、当時イギリスの植民地であった英領インドの対英独立工作の特務機関として発足され、機関長藤原(Fujiwara)の頭文字と自由(Free)を意味する英語をかけてF機関と命名されたそうです。
そしてそのメンバーはすべて陸軍中野学校出身の青年将校だったっという事です。
えーみの過去の考察をご覧の方は、今、ムム?
と思った方もいると思います。
この、藤原岩市という人物は陸軍中野学校で教官もしていました。
そして、なんと元中野学校教官の藤原岩市が、小平学校の前身である調査学校の校長を務めていたという関連性もあるそうです。
何が言いたいのかというと、、
この小平学校というのが別班を育てて排出している学校なんです。
調べていてまさか別班に繋がると思っていなかったので、
乃木憂助の別人格のFは、藤原岩市の遺伝子を受け継いだ特務任務を任されている別班かもしれない。
そんな予想をさせられるとは思いませんでした。
割と一貫して別班では無いと言う考察をしていたので、自分の中でも驚きの展開です。
このF機関の藤原岩市は、当時、植民地であった英領インドで、「民族の自由と独立は、民族自らが決起して、自らの力で闘い取らなければならない」と演説して、インドをイギリスの支配から解放して、独立に導いたと言われています。
過去に乃木が捕えられたであろう、バルカ解放組織の様に、解放や独立といったキーワードは、VIVANTの中でもおそらく今後も出てくると思いますし、重要なポイントになると思います。
今回は"F"について、あくまで文字から考えているので、このF機関のFなのかどうかは全く
根拠がありませんが、想像以上に奥深い意味合いなのかもしれないなと感じている、えーみでした。
今回の考察は以上です、YouTubeで動画も出しているのでそちらもよろしくお願いします。
第4話考察 テントのリーダー、メンバーは誰だ?
乃木が別班で、驚くほどびっくりしているえーみです。
VIVANT4話は激動でしたね。山本がテントのモニターだったという展開にも、裏切られっぱなしであまりに面白かったので、VIVANT恐るべしです。
今回の考察では、テントのリーダーが誰なのか、テントに関わっている人物が誰なのか?について考察をしていきたいと思います。
テントのリーダーについて
4話までにテントについてわかっていることは、乃木家の家紋がテントのシンボルであること。
この乃木家の家紋については、ドラマが始まる前に予告映像で林遣都さんが、結婚式と思われるシーンで着ていた紋付き袴に描かれていた家紋で、刀にも同じ家紋がついていました。
VIVANTのドラマや公式ホームページには、まだ林遣都さんが乃木の父親だったのか?について正式に発表されていませんが、乃木が何度も思い出す、フラッシュバックの映像に写っていることと、その映像に映っている子役さんが、乃木憂助の幼少期を演じています。と所属事務所が発表している事からも、乃木の父親で間違いないと思われます。
シンボルに家紋を利用していることなどから、テントのリーダーは、乃木の父親なのでは?と予想されている方も多いと思います。
私も乃木の父親がテントのリーダーだろうと考えました。
これはあくまで予想になりますが、乃木の父親は元々別班だったのではないか?
任務で訪れてたバルカ共和国で、バルカ解放組織に追われてしまい、仲間に助けを求めたが、助けてもらえず、子どもは連れ去られ、妻は目の前で撃たれてしまった。
そんな絶望の淵にいた乃木の父親は、大切な家族を奪ったバルカ解放組織と、自分たち家族を見捨てた日本を恨みテントを立ち上げた。
と言うような事を想像していました。
しかし、VIVANTというドラマの内容からして、誰もが想像できるような、私の浅はかな考えでは、何かが足りないと思います。
前半戦にこれだけの裏切りを見せてくれているVIVANTなので、もっと深い何かに、いい意味で裏切られる内容が隠されていると思い、
そんな真相に辿り着きたいので、もう少し掘り下げながら考えていきたいと思います。
テントの内部について
テントについては、4話で山本がテントのモニターであった事が判明していますが、その判明の仕方に、驚きました。
ジャミーンが写っている写真の後ろにテントのメンバーが写っていて、そこに山本が写っていたと言う、たまたまにしては、出来過ぎな展開でした。
山本が写っていたことに気を取られがちですが、このシーン、本来ならアディエルとジャミーンはテントが軍事訓練をしているような場所で、なぜ写真を撮っているのか?
しかも満面の笑みを浮かべています。
仮にこの男性が知り合いだったとして、周りも皆戦闘服を着て、武装している事を考えても、テロ組織かもしれない事はわかっているはずです。
過去の会話の中で、ジャミーンは本能的に良い人がわかると言っていました。
では、この人物が悪い人ではないのか?
それともこの組織が悪い組織ではないという事になるのでしょうか?
乃木の場合は、別班である事を隠していますし秘密こそ多いですが、正義のためにまっすぐな人間という意味で、ジャミーンが『いい人』と感じた可能性はあると思います。
そして、写真に写っている男性は、テントの関係者である事は間違いないですし、アディエルと笑顔のジャミーンを見てもおそらくこの男性だけでなく、2人もテント関係者である事は間違い無いと思います。
アディエルは写真に映る姿も戦闘服では無かったですし、実際にテントの組織員だったのか?と言われると悩むところかもしれませんが、謎の組織と言われており戦闘訓練まで行っている様な組織が、本来なら隠したい自分たちの情報を何の関係も無い一般市民に無条件で公開することは考えにくいですよね。
一話の時に乃木が『アマン建設』に行きたいと伝えた際、アディエルはなぜ?と疑うような怪訝な顔をしていました。
アマン建設とザイールがテントに関係している事を知っていたからだと思います。
アマン建設やザイールの事なども含め、テントのことを詳しく知っている様でしたが、命を狙われている様子が無かったことを考えると、テント内部の人間であり幹部クラスの人物だった可能性も考えられます。
公安も別班も必死に情報を掴もうとして、見つけることが出来ていないのに、こんなに簡単に戦闘服で写るような写真が出てくる事に疑問を感じずにはいられません。
こうなってくると、ジャミーンは確実に何かを知っていて、喋ることが出来なくなった母親の事故に関しても、テントが関わっている可能性が多いにあると思います。
そのジャミーンに対し、引き取ると話していた役所広司さんと二宮和也さんは、やはりテント側の人間という事になりそうです。
テントという組織は元々乃木の父親が作り、バルカ解放組織から息子を助け出す事と、自分たち家族を見捨てた日本という国を見返す事を目標としていたと考えられます。
しかし、組織が大きくなるにつれ、そもそもの目標であるバルカ解放組織を潰した後に、日本に報復をするという目的のみが独り歩きし、日本以外にも自分の国に対する不満を持っている人々が集まり、組織が過激派へと変わっていったのではないか?
そして、テントの組織内でも派閥のようなものができ、自分の思う正義に対して動く人物が出てきてたのではないか?と思われます。
だからこそ、犯行声明や目的が分からない謎の組織へと変貌を遂げていったのではないのか?
本来、罪のない人々を殺したいと思って作った組織では無いはずのテントが、大きくなり過ぎたことで、一般市民をも巻き込むテロ組織になってしまったのだと考えています。
そういった事を考えてもアディエル自身は過激派としてのテントの一員としてではなく、あくまでバルカ解放組織のような団体をなくしていく事で、自分の国を良くしていきたいと言う様な、リーダーの目的に対し賛同した人物であったのではないかと考えています。
そして、役所広司さんと二宮和也さんの、立ち位置も、あくまで過激派としてではなく保守的な立場で、分裂しながら暴走していくテントという組織を止めようとしていると言うような立場なのでは無いか?と予想します。
薫はテントなのか?
先ほどの写真から時系列で考えてみたいとおもいます。
写真が2019年と4年前であれば、ジャミーンの母親はまだ生きていて、ジャミーンも喋ることが出来ていた時期だと思います。
この数年後に母親がジャミーンの目の前で事故に遭い、しゃべることが出来なくなります。
薫がジャミーンと出会った頃と説明をした写真が2020年5月。
薫は母親には会ったことがないと言っています。
乃木が砂漠で遭難し、アディエルとジャミーンに助けられた時、アディエルは、母親が亡くなったのが2年前と言っていました。
乃木がバルカに渡ったのが2023年2月で、2年前と言うと2021年2月。
きっちり2年前と表現する事はないと思いますので、3年は経っていないけど2年は超えているくらいの感覚かと思います。そう考えると、2020年2月の段階はまだ生きていて、そこから2021年2月には亡くなっている。
薫が出会った2020年5月には母親は居なかったと話していることから2020年3月から5月に亡くなったことになります。
過去の写真を見ると、ジャミーンは薫と映っている写真で笑顔を見せています。
今回は、アディエルが亡くなったけれども、主治医として元から知っている薫の元へ来たので笑顔を見せたと考えられますが、今よりも幼かった少女が目の前で母親が亡くなり失語するほどのショックを受け、そう簡単に立ち直れるとは思えません。
おそらく薫の母親に会ったことがないと言う話が本当であれば、母親が亡くなり喋れなくなった少女が1〜2ヶ月ほどの月日で笑顔を見せられるほど回復していることになり、若干違和感が残ります。
その後の9月の写真では、勉強を習っている所だと思いますが、この頃の笑顔は、本当に楽しそうに見えることから、一生懸命接してきた薫のことを慕っていると考えて良いと思います。
ここで考えられる事は
薫が本当は母親も知っているのに知らないと嘘をついている。
アディエルが、ジャミーンの母親が死んだ時期について嘘をついている。
と言った事になるのかと思います。
薫が母親のことを知らないと嘘をつく理由があるとするならば、アディエルとジャミーンがテントと関係があることを知っていて、自分もテント関係者であるとバレたく無いからという様なことも考えられます。
しかし、薫はジャミーンとアディエルがテントの人と写っている写真を見ても特に反応をしていません。
事実に気付いた乃木の様子こそおかしかったですが、薫は2人で写る写真を懐かしく見ているくらいで、特に焦ってページをめくった感じでもなく、テントに気付いた様子は伺えませんでした。
公安からの情報や、報道されたテロ映像には、テントのシンボルマークに関して、模倣犯が出る事を危惧して、発表されて無いと以前に野崎が話していたことを考えると、
一度マークを見ただけ位では覚えてなくてもおかしく無いと思いますので、気に留めなかった薫はテント関係者では無いのでは?と感じました。
これで行くとドラムも、この写真をアルバムに貼った時に、テントに気付いて野崎に連絡をしたり、この写真自体を隠すことをしなかったので、テント関係者では無いという事になると思います。
では、アディエルが嘘をついていたことになるのでしょうか?
正直、頷いたり、首を振ることなどで自分の気持ちも伝えることができるジャミーンに聞けばすぐわかることであって、隠すほどのことでは無いと思います。
単純に時系列を勘違いしていたと考えるべきなのか、そもそも母親が亡くなった時期自体が本当は全く違うという事も考えられますが、今の所はその真実は分かりませんでした。
予告で奇跡の少女と言われているジャミーンは、どう言った意味で奇跡なのか?
謎は深まるばかりです。
今回考察では
テントのリーダーは乃木の父親である。
テントには内部的に派閥がある可能性がある。
アディエルとジャミーン、役所広司さんと二宮和也さんがテント関係者。
薫とドラムはテントでは無い。
むしろ、今になってジャミーンがテントの関係者かもしれない事を知ったのでは無いか?
という予想になりました。
薫は一貫して怪しく見えますが、私は本当に医者として人を救いたいだけなのでは無いか?と考えているえーみでした。
今回の考察は以上ですが、YouTubeで動画も出しているのでそちらもよろしくお願いします。
第4話?考察 公式の挑戦を受けて立つ!
制作側より考察隊へ挑戦状を叩きつけられ、黙ってはいられないえーみです。
そこで、5話の予告と、現在TVerで放送されている考察隊への挑戦状と言う、4話までのダイジェスト動画で分かった事を踏まえ、乃木について考えていきたい思います。
過去に私が考察した幼少期についてなどの考察内容は大きくちがう事が判明しました!
ガッツリ考察を外してしまい、すみませんでした!
それでは、気を取り直してすすめていきたいと思います
乃木の経歴について
乃木憂助の経歴が判明する様です。
乃木憂助は両親と3歳で死別しています。
あのフラッシュバック映像は3歳ということになる様ですね。
記憶はうっすら残るかどうか?と言った年齢かと思います。
あんなに鮮明に覚えているくらいなので、やはり、相当なトラウマになったのだと思います。
名前が乃木憂助から、丹後隼人と変わっていて、ここでの名前の変更については、バルカから助けられた時には身元がわからなかった為ではないか?養子として迎え入れられた時に新たに丹後隼人と名付けられたのではないかと思われます。
その後高校を卒業するまでに自分の身元が分かり、military high schoolを卒業後コロンビア大学に入学する前に更に名前を乃木憂助へ戻したのではないか?
この名前の変更が偽装であるか?という点で考えた際に、乃木憂助として生まれたのに、小学校入学時に偽名にする必要性はないと思われます。
法律上の氏名の変更は「正当な事由が必要」とあり、
通常、正当な事由として認められているのが、名前が奇妙なものだったり外国人と紛らわしいものだったり、あるいは難しくてほとんどの人に正しく読んでもらえなかったりなど、社会生活に支障を来している場合です。同姓同名の人が近所にいる、あるいは犯罪者にいるなどの場合だそうです。
乃木憂助という名前は決して奇妙でもなく、紛らわしいとまでありません。
しかし、バルカでとらえられていたはずの乃木が助けられ、その後日本に帰国し、身元がわからない状態で引き取られていたとしたら?
おそらく乃木憂助という名前にはならず新たな氏名をつけられ施設などに引き取られたのでは無いか?と考えられます。
自分の意思で丹後隼人という人物になったのではなく、引き取られた先で丹後隼人ととして育てられ、おそらく成長して行く中で自分のルーツを探し、乃木憂助という人物であったことが判明したのでは無いでしょうか?
その事実が判明した後に、家庭裁判所での手続きを踏み、乃木憂助という名前に戻したのでは無いか?と考えています。
元々は乃木憂助として生まれ、特殊な環境で育った事でその事実を知らなかったが、そのことが判明したとなると、正当な理由として認められると思います。
別班の訓練はいつやったのか?
乃木は高校をRongaly military high schoolで過ごしています。
こちらは、実在する学校では無さそうです。
military high schoolのwikiを翻訳すると、軍事士官候補生教育を含む高校の一種であり、陸軍士官学校の一形態という扱いになるそうです。
簡単にいうと、通常の高校の様に授業を受けそれ以外に追加で軍事訓練を受けると言ったような学校で、日本で言うと陸上自衛隊高等工科学校と言った学校と同じ感じだと思ってもらえればいいのかなと思います。
そのまま軍事士官にならずに上位の大学などへの進学も可能で、軍事組織のエリートを育てる学校ということになる様です。
そして、military high schoolについて調べていたのですが、乃木がコロンビア大学に進学していた事と、サムと高校時代からの友人と話していた為、勝手にアメリカの学校に行ったと考えていました。
調べていてわかったのですが、アメリカではmilitary high schoolとは呼ばず、Military_Academyと呼ぶことが多く、〇〇military high schoolと呼ぶ国を探したところ、トルコが該当しました。
中東にあるトルコは地理的に西アジアと東ヨーロッパに面している新日国家です。
今回のVIVANTを見ていると、バックボーンになる物事のソースがしっかりと調べられていて、物語の規模も大きく、バルカ共和国という架空の国を登場させていたりはしていますが、仮想世界の話というわけではないので、こう言った学校の呼び名と言った部分にも、忠実に合わせてくるのでは無いか?と考え、あえてアメリカではなく、中東に位置するトルコの学校に通った。
という様な事があるかもしれないなと思っています。
中央アジアにも近い国で、軍事訓練などを受けながら、自分を拉致し両親を死に至らしめたバルカ解放組織について調べようとしていたのでは無いでしょうか?
この頃はまだ丹後隼人として生活していましたが、調べていくうちに自分が乃木憂助という人物であるということが、判明した可能性も出てくると思います。
トルコは、人口の99%がイスラム教徒と言われており、乃木はバルカ共和国で、日本大使館へ逃げ込もうとしていた時に、立ち寄ったイスラム系の施設で、『イスラム教ではこうすると学びました』と言い躊躇いなくイスラムの礼拝をしていました。
この『学びました』という表現に違和感を感じていた私は、幼少期にとらえられていた施設で改宗をさせられたのだと思っていたのですが、今回判明した乃木の経歴を見ると小学校から日本の学校へ通っていて、自分が信仰する以外で、イスラムの礼拝方法を学ぶ機会は無いと思っていました。
もし、military high schoolがトルコだったとしたら、急にいろいろ謎だと思っていた事が繋がるのでは無いかと感じています。
military high schoolを卒業後にコロンビア大学へと進学しています。
コロンビア大学を卒業後に日本の東京大学の大学院へ入学していて、もし、別班として活動する為に自衛隊に入隊する事があるとすれば、日本とアメリカの学期始まりがズレる、9月から4月の間ということになるのでしょうか?
海外のmilitary high schoolで軍事訓練を学び、コロンビア大学を卒業出来るほどの秀才であれば、自衛官になること自体はそう難しい事ではないのではないかと思います。
通常、別班になる為の心理戦防護課程の履修を命じられた情報職種の自衛官は、約4ヵ月の間に、情報に関する座学、追跡、張り込み、尾行などの基礎訓練を受ける。
という事の様ですので、そもそも軍事特殊訓練を受けていた乃木が半年の間に課程を修了させ、別班になる事は可能であったと考えられます。
その後東京大学の大学院へ入学、卒業後に丸菱商事へと入社しています。
さて、経歴から考えた乃木憂助という人物像は、苦境を乗り越えて正義のために戦う人物と言ったところでしょうか?
ただ、乃木の経歴について気になっている事があります。
確かに成績優秀なのは、理解できます。
しかし、中学を卒業する段階で海外のmilitary high schoolに進学をしようとしている事に疑問を感じます。
日本の国内で成績優秀者であれば奨学金などを利用して大学院まで進むと言った様な事は可能と思いますが、両親を無くし、名前すらわからなくなっていた少年が自分の力だけで学び、海外の軍事学校に通うという選択肢を、思いつくでしょうか?
ここには、おそらく乃木を引き取った人物の思惑があったのでは無いか?とも感じ取れます。
幼少期から軍事のスペシャリストとなる為にひきとられ、育てられたという事も考えられるのでは無いか?
乃木の人生は、バルカ解放組織から助けられた段階ですでに、決められていた可能性すら出てきました。
両親の死の真相について知りたかった乃木と、乃木を軍事スペシャリストとして育てたかった人物の思惑が噛み合った結果、現在の乃木憂助という人物が出来上がった。
そう考えると、実は丹後隼人として育てられたことも、最初から経歴を偽装する予定だったかもしれませんね。
軍事学校へ通っていたと言う経歴を秘密にして、大卒以降の経歴は、乃木憂助として偽りなく過ごすことで、軍事訓練を受けた経歴も残らない状況となり、決して工作員をうたがわれる事にはならないようにしていたのかもしれません。
以前野崎が調べた時には、乃木の経歴に怪しいところはなかったと話していますが、今回の経歴は怪しすぎる経歴になってますよね。
これは調べて行った中で、丹後隼人という人物が乃木と同一人物という事が後から分かったからなのでは無いかと思います。
そして乃木のルーツを調べていく中で、乃木家の家紋に気付き、テントと乃木の関係に野崎が気付くという流れになっていくのだと思います。
私の予想では、乃木が別班であることに野崎が気付いたとしても、最終的な目的がテントの正体を突き止め、テロを阻止すると言う
事で、同じ方向を向いている2人は、一旦決裂しかけるが、最後まで共同戦線を張った状態で協力をするのでは?と思っています。
次回放送の5話で乃木の経歴についてしっかりと出てくると思うので、この動画で私が予想しているものは一切違う可能性もありますが、どんなふうに物語が進んでいくのか楽しみです。
VIVANTの考察をしていると、いっぺんに色んな情報が入ってきて頭の中を整理するのが難しいので、すぐチョコレートが食べたくなるえーみでした。
今回の考察は以上ですが、YouTubeで動画も出しているのでそちらもよろしくお願いします。
次の更新をお待ちください♪
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